YouTubeおよびそれを取り巻く有象無象についての雑感を

書いていたが、あまりにもまとまらないのでばっさり消した。40行くらい。剪定は思い切りが大事。そして漠然と垂れ流すと、YouTubeが革命的な存在かのように騒いでる人たちの中でコンテンツビジネスの発展を本当に願っている人、そしてコンテンツのエンドユーザーとしてお金を(直接であれ間接であれ)落とすことを意識している人ってどんくらいいるんだろうね。まあ意外と少ないようで多いような気もするけど、ただで暇つぶししたいだけの人たちが騒いでいるとか、世の中に漠然と閉塞感を感じている人が「私たちの時代」みたいな革命気分を味わいたいだけとかじゃないといいね。というか、P2Pファイル交換ソフトが初めて出て来たときから、何かが変わったんだろうか。強いて言えば、祭り上げられるサービスと騒ぐ人が入れ替わって人数的には増えているってことくらいか。だからこそ甘い汁目当てに見込みの緩い便乗山師が続々と出てくるわけだし。


少なくとも俺が望む世界は、既存のチャネルでは届くべき潜在需要に対して届かずに不幸にも埋もれてしまったコンテンツが、新しいチャネルが切り開かれることで届くべきところに届いてお金も回るようになってさらに次へと繋がって行きやすくなる世界なんだけど、果たしてこの先ネットはそうしたチャネルとなり得るんだろうかな。ここもまたひとつのマスとなって、最大公約数に向けて資本を回収しやすい、図体ばかりでかくて凡庸なものばかりがはびこる世界になったら退屈だよなあ。


話は変わるけど、
http://d.hatena.ne.jp/number29/20060622#1150996034
で取り上げたMercedes-Benz Mixed Tapeの13が出ていたのでダウンロードしてさっそく聴いている。今回もいい感じ。1曲目に入っているVIKTER DUPLAIXの"I see the sun"がこの中ではお気に入り。ちょっと検索かけたら、bounce.comで以前に取り上げられているわりと有名な人みたいだけど俺は特に知らなかった。こういうきっかけがなければこの先も知ることはなかったかもしれない。特に興味の強いジャンルの音楽ってわけでもないし。もしも100万曲が並列に並べられて、タグとダウンロード数だけが示されていてその中にこの曲があったとしても、きっとたどり着けなかっただろうな。回路があっても選択肢がひたすら無限なフラットじゃあね。


何が言いたいんだかって感じで、断片垂れ流しみたいな内容たけど、ユーザーもクリエイターも流通もスポンサーもそれぞれに対等で幸福な世界にしたいよねってことで。


※なんとなく参考というか読み返していた記事
音楽配信メモ YouTubeコラムをNIKKEI NETに寄稿して思ったことなど
通信業界「僕たち魅力的なコンテンツを作る能力はないんだけど、君らのコンテンツは魅力的で訴求力があるから、こっちで配信させてよ」放送業界「お前ら自身で作れ!」
【B面】犬にかぶらせろ!乃風 - ブロードバンドバブルの時代を思い出す
すべての謎にエロがある@得意な科目は家庭科 - 無関心で世界は平和になりません