敵の援軍は54億3千万!挑むはGoogle!

俺をはじめとした年寄りゲーマーどもならわりと知っていると思うんだけど、昔BURAIというPCゲーム(コンシュマーにも移植されたらしい)があって、こいつのキャッチコピーが「敵は○億○千万!」とかいう豪快なものだったのです。このゲームはRPGで、まじでそんなにいっぱいいるのかよと思って実際にやってみると一山数百のザコの群れがすごい勢いで消し飛んでいくという素敵なカラクリだったりするわけですが、今回の主旨はその辺のことじゃないのでそれはまあ置いといて。飯島健男も置いといて。


さっきふと、あのキャッチコピーの人数ってどれくらいだったっけなーと思ってGoogle検索してみたんです。


ブライ 敵は 億 - Google検索


そしたら一番上の結果に「敵は56億7千万、挑むは8人!」とあるので、おおそうかそうか、そんなに多かったのかと思いつつ今度は「敵は56億7千万」でぐぐってみたわけです。すると一番上にぱにぽにWikiが出てきて、またぱにぽにだっしゅ!*1か!!ほんとなんでもありだな!と思いそのページを見たわけです。そしたら。

Bパート
「敵は56億7千」
恥ずかしい話ですが、ググった結果を早とちりして「コレが元ネタ?」って言ってくる人が出てくる前に書いてしまいます。
ネタは恐らくは「BURAI 上巻」なんですが、実はこの数字、私の間違いが原因です。
98年頃にゲームレビューをWWWに公開したんですが、その時に「キャッチコピーの数字は何だっけ?語呂がいい数字だったような…」とうろ覚えのまま書いたのが「敵は56億7千万、挑むは8人!」(汗)
その後数年は、「BURAI」の話があまり出てこない(=正しい数字を出してくれた人もいない)事もあって、この数字を信じてしまった人が多いようで、この数字ばかり見かけました。
正しい数字は「敵は二億四千万、挑むは八匹の狼たち!!」

こんなコメントが。いやあ、またしてもGoogle様にいっぱい食わされるところでした。ていうかぱにぽにだっしゅ!のスタッフはやっちまったわけですが。まあ彼らが悪いわけじゃない。上のコメントを書いた、間違った記述をした人が悪いわけでもない。悪いのは全てGoogleGoogle陰謀論者の俺としては断固Google一押し。やつが調子に乗って"I'm Feeling Lucky"だの"もしかして"だの言うのがよくない。アカウンタビリティはどうなってるんだ。ごめん適当言った。


何はともあれ、またひとつこうしてGoogleに潜む危険性が明らかになって俺は嬉しい。つうかむしろ危険性を潜ませたい。俺も何かニッチなところで嘘情報仕込んで一生懸命ページランク上げて歴史を捏造したい。あれ、この前とオチが似てる。まあいいや、Google万歳。

*1:黒板に本編と関係ないマイナーな小ネタがいっぱい書かれているアニメ…としか俺は知らない。三国志大戦ネタも使われていた。