アーケード対戦ゲームはコンシュマーにとって変わられるか

断片部 - laiso
http://fragments.g.hatena.ne.jp/laiso/20051120#1132417607

アーケードとコンシュマーは。決定的な利点は画面が複数個あるっていうのだからそういうのしか生き残りにくいって現状はあるけど。コンシュマーは画面分割とかだから、複数大画面持つ、オンライン標準のが当たり前になったらアーケードは滅ぶな、ほろぶというかしょっぱいデパートゲーセンスペースになる。

これはどうだろうな。疑問。例えばZガンダムの場合、まあ元から対戦人口は前作に当たる連ジDXのときに比べて減っていたけど、でも下手な2Dなんかよりは対戦盛り上がっていた。で、PS2で月900円のMMBB対応のが出てネット対戦盛り上がるかと思ったら。ソフト購入したうちの5%も参加していなかった。のべ人数で3万人かそこら。しかもピークでも同時オンライン1000人いるかいないかレベル。そして、顔が全く見えない対戦ゲーコミュニティというのは、極めて荒れやすい。ほんとひどかった。このひどかった話はいつか書くかも。基本用語が「回線抜き」「地雷」「1止め」「コンビ狩り」と書けば何となく雰囲気は伝わるかどうか。
 
これがもっとわいわいと遊ぶ感じの対戦ゲームだったら話は違うんだろうけど、アーケード的価値観の対戦ゲームはネットオンリーだとちょっと厳しいね、プレイヤーのモラルの面で。で、アーケードの中の対戦コミュニティに限って話すと、やっぱり顔が見えるってのは決定的に大きい。荒れ防止かつ友好関係を結ぶのに一役買っている。オンライン対戦のゲームにしても、周囲に人がいるからこそ自制が利いてる部分はある。そのへんの部分があるから栄えているのだと思う。まあ俺は厨房なんでたまに台バンとかしちゃいますけど。
 
あと、それとは別に、家庭用では実現しない大型筐体ものがある限りしょっぱいデパートにはならない。三国志大戦Quest of Dも家庭用じゃ絶対無理。クエDはタッチパネルだからまだ可能性あるけど、三国志大戦はアーケードでしか無理無理な技術。同じ種類の筐体のWCCFなんかも無理。なので、滅ぶのはビデオゲームオンリーのところかな。というか実際だいぶ減ったし。一部の店のように聖地化を狙うしかない。でも聖地化してもそれもまた消えたりするからねえ。高田馬場のBET50しかり新宿のプレイマックスしかり。既存の対戦格闘自体が目新しさを失って、かつ続編ものが多いせいで新規参入障壁がめちゃくちゃ高いから、どうしても先細りは避けられないんだろうね。俺自身にしてもいわゆる対戦格闘はバーチャ3tbを最後にガチでやり込んだゲームはなくて、その後はダービーオーナーズクラブだったりガンダム連ジシリーズだったり三国志大戦だったりと、新しいものにしか食指が伸びてないわけで。
 
まあ、俺の結論としては、アーケードの対戦ゲームはガチで技量を競うという価値観に支えられている限り滅びないってところかな。とりあえず三国志大戦面白いよ。計算したらすでに確実に30万はつぎ込んでた。廃人に支えられてゲーセンは今日も賑わってます。