マイノリティは潜伏する

http://d.hatena.ne.jp/pippi/20050814#1124029206
http://d.hatena.ne.jp/pippi/20050816#1124203053
読んで思ったこと。直接はあまり関係ないけど

今の職場でわりと仲のいい男子*1がいて、そのきっかけがこんな会話だった。

彼「いつもiPod何聴いてるんすか?」
俺「え?いや、シャッフルしてるからそのときによって違うけど*2
彼「いや、ジャンルとか」
俺「んー、ロックとかテクノとか」
彼「テクノって例えばどんなの?」
俺「んー、例えばOrbitalとか、LFOとか*3
彼「ふーん。他には?」
俺「うーん、Underground Resistanceとか」
彼「Underground Resistance!!!」

実は彼はデトロイトテクノ、シカゴハウス方面がすごく好きで、この後そっち方面の会話が弾んで(と言っても俺は全然詳しくないから色々教えてもらう感じで)打ち解けたんだけど、こういう何かに精通した人、何か(「一般人」と比較して相対的に)濃いめの趣味持っている人っていうのは表に見えないだけで実は意外と近くに潜伏しているものなのかもなあと思う。日常でわざわざ自分の趣味ひけらかしたりしないし、聞かれたときも適当にお茶を濁して答えがちだし。

この男子とは別で、もう辞めちゃった女子(可愛かった。ってそれはどうでもいいか)も、どうもサブカル方面の素養を感じさせる部分がいくつかあったんだけど、具体的な趣味とかは誰にもしゃべってなかった。せいぜいホンマタカシが好きってのくらい。でも、海外出張中の同僚に送ったmp3にスネークマンショーとか入っていて、お前ちょっと待て、お前ほんとはアレだろ、普段は「私別にこれと言った趣味もないですよー」みたいな雰囲気装っといて、ほんとはかなり濃いんちゃうか?みたいな。そこんとこ激しく追及したかったが、残念ながら俺のコミュニケーションスキルでは無理でした。つうか俺より付き合いがかなり長い人でも崩せなかったものを俺ごときでは無理だ。鉄壁のディスコミュニケーションの意志があった。ATフィールド全開。でも「職場の同僚」レベルでは付き合いいいんだけどね。

まあ、そんな感じで「一般人」だと思ってたあの人が実は…みたいなことは意外と少なくもないんじゃないかなとか思ったり。そもそも自分がネットでブログだの日記だの書いてるなんてことを職場で言う人もほとんどいないしね。

*1:って書くとまるで俺が女子みたいだなまあいいや

*2:今にして思えばこの返事ってひどいな

*3:ここでアンダーワールド、卓球、ケンイシイあたりの名は怖くて出せないのがある種のオタカル的自意識