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話は変わるが、よく行ってる中野のアドアーズに馴染みの店員さんがいて、「ダービーオーナーズクラブは入れるんですか?」「いやー、うちはスターホースありますからねー」「あーそうですよね。やー、やり込むとは思わないけどちょっとは遊んでおきたくて」みたいな世間話をちょくちょくするんだが、この店員さんが素晴らしいのは、俺に限らず他の常連とおぼしきお客さんともこんな感じでフレンドリーかつ適切な距離を持った関係をいくつも作り上げていることだなと端から見てて思ったんだった。飲食店なんかだとそういう上手な距離感で接客できる人は少なからずいるが、ゲーセンだと案外そういうニュアンスの店員さんは見た記憶がない。もっと距離が近くて常連様と仲良し店員みたいなニュアンスだとわりと多い感じがするが、まあこれは多分に偏見も含まれているだろうし、俺自身が昔と違って今は客同士のコミュニティから常に距離を置いていることで見え方が違う部分もあるだろう。それに、一昔前のもうちょっとべったりした距離感からのコミュニティも、それはそれで店の盛り上げという点で必要な部分もあっただろうし。


今やプレイヤーコミュニティの店への依存度は下がり、ネットで疎に密におのおのの望むコミュニティにたやすく参加することができる。それによってまた新たなトラブルや対立は生まれもするが、参入選択肢が増えてかつ離脱コストも下がったというのは基本的にはいいことだなと感じる。もちろんまだまだ店によってはひどい話も聞くのだけれど。