優先順位

今朝の通勤時のこと。
途中の駅で目の前の席が空いたので、いたわりの心も譲り合いの心も失ったすさんだ現代人の俺はラッキーとばかりに座ったのだが、そのあと俺の目の前に立った女の人にはまいった。短めのシャツを着てお腹の露出したいわゆるヘソ出しなのだが、困ったことにぽっこりとしたお腹のふくらみがとても目立つ。なぜそこを見せたいのか、と児玉清口調で言いたくなるくらいに。しかも具合の悪いことにそれは俺の目線正面に位置している。これは目のやり場に困る。もちろん悪い意味で。

で、軽く見上げてその女の人を見ると、なにやら熱心に本を読んでいる。ブックカバー越しにうっすらとタイトルが見えるので、目を凝らしてみるとそこには「20代に必ずやっておくべきこと」と書いてあった。


まずその腹を隠せ。