ユリイカ増刊の感想

は月曜日に体力あったらじっくり書く予定。正直言うと「本の中のそれぞれの意見も、本を読んだ人たちのそれぞれの反応も面白いし、それを見ているだけで満足」というのが一番の感想。一言で吐き捨てるような感想もまた興味深い。つい言及せずにはいられなかった何かがそこにあるから。そして、少なからぬ人たちが自身のオタク的/サブカル的趣味および自意識の変遷を顕わにして対象化して、この後のサブカルチャーの形はどんな風に変わっていくのかなと考えるのがとても楽しい。既存の価値観での古い/新しいではなく、枠組みそのものの古い/新しい、いや、枠組みという考え方自体がもはや完全に古くなることさえあるかもしれない。ただ、人を楽しませる様々なモノは今もこれからもあふれ続けて、それを捕らえる視点がどんどんと広がっていくんじゃないか、もしそうならとても面白い、そんなことを思っている。この先どう変わっていっても、できることなら歴史の側に入らずに一生現役で楽しんでいたいものだ。