まさに対話の不在


 東京都板橋区の建設会社社員寮で先月20日、高校1年の少年(15)が両親を殺害し、部屋をガス爆発させた事件で、亡くなった母親(42)が少年のために内証で約20万円の預金をしていたことが12日、警視庁高島平署特捜本部の調べで分かった。

 少年は、両親から十分な愛情を受けていないという「思いこみ」から犯行に及んでいた。特捜本部では少年心理に詳しい専門官とともに、凶行に至るまでの心の変遷の解明を進めている。

まるで近代小説のような事件だが、もしも本当に対話が成立していたならこんなことにはならなかっただろう。不幸だなとしか言いようがない。特に親子というのは互いに一つの独立した個人である前に親と子という関係性が強く支配しがちだから対話が難しい。もちろん人それぞれの話だし、最近は子供が親を名前で呼ぶような親子も少なからずいるけれど。


こういうことを考え出すと、つくづくQueen&BowieのUnder Pressureはいい歌詞だなあと思ってしまう。"Love dares you to change our way of caring about ourselves"はほんと全くだ。


Insanity laughs under pressure we're cracking
Why Can't we give ourselves one more chance?
Why can't we give love that one more chance?
Why can't we give love give love give love?
Give love give love give love give love give love give love give love give love?
Cause love's such an old fashioned word
And love dares you to care
For the people on the edge of the night
And love dares you to change our way
Of caring about ourselves