プロット作成練習
すっげーくだらないことが何でもいいから書きたくて書きたくて寝付けないので
http://d.hatena.ne.jp/laiso/20050803/pr
にあったプロット作成練習のスクリプト(http://homepage2.nifty.com/dicek/plotmake/plotmaking.html)を使ってくだらないプロットでも書いてみる。
タロットの配置が表すのは
主人公の過去 | 主人公の現在 | 主人公の近い未来 | 結末 | |||
という形らしい。
で、スクリプトが生成したもの。
治癒(正) | ||||||
至誠(正) | 幸運(正) | 生命(逆) | 庇護(正) | |||
厳格(正) |
幼少の頃は村一番のあいさつ少年として知られ、高校時代には生徒会長も務めた、真面目が服を着て歩いたとしか言いようのない青年、田中さん。そんな彼に思わぬ話が舞い込んだ。身寄りのない年老いた地主の島倉さんが、その遺産をすべて田中さんに譲りたいと言うのだ。
しかし、それには一つ条件があった。いにしえより村に伝わる神聖なる行事、はだか武者、これをこなさなければならないのだ。すでに伝説と化し、最後に行われたのは75年前、しかも失敗に終わり挑戦者は命を落としたというはだか武者の行事に挑む田中さん。全裸に越中ふんどし、そして兜をかぶり、日本刀を片手に彼は試練の森へと向かう。
熊を倒し、落ち葉で暖を取り、急流の川を泳いで渡り、いよいよ残るは断崖絶壁のはだか岩。刃を口に加えて岩を上っていく。しかし、上りきったと思ったその瞬間、田中さんの手は滑り、はだか岩から落ちてしまう。危うし田中さん。このまま死んでしまうのか。
数日後、田中さんはようやく意識を覚ました。見知らぬ、天井。そこは病院だった。岩から落ちて死にかかっていた田中さんを誰かが助け出し、病院まで連れてきたのだった。痛みをこらえて田中さんはもう一度はだか武者へ挑もうとした。しかし、見舞いに来た親族友人たちが口々に言う。もういいじゃないか、遺産なんかもらえなくても田中さんはよくやった。はだか武者に挑んだだけでも立派なことだよと。
そして彼らの祝福を受けた田中さんはそのまま平穏な一生を過ごすのだった。
病院の中で。