少年漫画から考えるツンデレと素直クール、そして

ちょっと最近思うところがあって幽遊白書を1巻から一気に読み返したのだけど、幽遊白書と言えばやはり何と言っても飛影と蔵馬の女子人気の高さであって、物語的にもこの二人はちょうどテコ入れした直後に敵の形で現れてその後仲間となるのは読んだ人なら当然知っていることだと思うけど、読んでいてふと気付いたのが、この二人の性格がまさにツンデレ素直クール


そこで俺は幽遊白書の女子人気の高さから、ひょっとしたらツンデレ素直クールも概念化される以前からオタク女子にとっては自然に愛されていた属性だったのではないかと考え、オタク女子人気の少年漫画の始祖として外すことのできない聖闘士星矢キャプテン翼で考えてみた。

おお、バッチリ!……とここまで考えてさらに気付いたのが、別に女子から見るまでもなく、少年漫画で仲間になるキャラクターというのは自然とツンデレなり素直クールになりやすいのではないかということ。特に、少年漫画的カタルシスとして、闘いののちにかつての敵が仲間になるというのは珍しくないわけで、そういうキャラクターは必然的に


「べ、別にあんたのこと助けようと思って加勢したわけじゃないんだからねっ!」(ツンデレ
「なぜ助けるかって?あなたのことを信じてみたくなったからですよ……おかしいですか?」(素直クール


になりやすい。つまり、ツンデレ素直クールも少年漫画の中に自然な形として昔から存在していたんだよ!!


さらに考えると、敵が仲間になるパターンとしては他にも「へへっ、お前の側についたほうがなんか色々と楽しそうじゃん?」というパターンもある。無邪気でテンション高めなタイプ。これをあえてネーミングするなら"無邪気ホット"。そしてこれを再び変換して男から見た萌え属性として考えてみると……例えばよつばと!のよつばだったりスクールランブルの天満だったり、おお、普通にいるいる。新属性"無邪気ホット"発見!?


まあ、このタイプはちょっと普通すぎてわざわざ概念化することもないのかもしれない。無邪気でテンション高くておっちょこちょいで、みたいな女の子キャラは昔から普通に愛されているしね。