のまネコ

ついでのついでと言ってはなんだけど、のまネコの件もちょっとだけ考察してみたけど、何か、騒動の広まり方とか非難の理由とかがタカラのギコ猫の件のときと酷似してるなあ。
以下全て明確な証拠のない憶測であることをあらかじめ書いておきますが*1、構造としては
1.2chに「草の根幻想」を背負って視野狭窄な義憤*2にかられてる名無しな人々
2.その群衆を集結させることで権力を作り出し、あわよくば色々上手いことやりたい人
3.そうした人たちにときどき燃料を注いで、その裏で上手いことやってる人
という感じに形成されているように見える。1と2がよく踊るから3は楽だなあ。
http://d.hatena.ne.jp/doumoto/20050907
のコメント欄でmrnknさんが指摘している

# mrnkn 『nomaneko.netのドメイン所有者を検索すりゃわかるけど、ほかにもまとめサイトとよばれるものをいくつか持ってる人みたいだよ。湘南ゴミ拾いなんたらとか。』

をちょっと調べてみたら、小幡晋介という人がドメイン所有者で、確かに何だか色々やってる人みたいですね。
 
湘南ゴミ拾いオフ@まとめ
http://fuji1515.at.infoseek.co.jp/
studio15
http://studio15.jp/
エロ語.jp
http://erogo.jp/
15log
http://blog.studio15.jp/
デートスポット東京
http://dates.jp/
インターネットよろずニュース
http://column.chbox.jp/home/bloguide/
ダイエット体験記
http://diet.taikenki.jp/
 
すごいねえ。何か成功したくて必死なのがgoogleのキャッシュに残されていたブログのログからもよく伝わった。物好きな人は漁ってみると楽しめると思う。ちなみに元のログは昨日諸事情によって消したらしい。このタイミングで諸事情かあ。へぇ。この人は俺の分類で言えば2になるのか3になるのかはちと微妙だけど、今回の件だけで言えば2なのかな。何か色々と2ch周辺関係者とも交流あるっぽいけど、深い繋がりはなさげ。3ならもっと上手いことやるだろうしなあ。
 
で、話は変わって、AVEXを非難している人たちのやっていることが(日本国内の)インターネット内全般にいい影響をもたらすか、それとも悪い影響をもたらすかと言ったら、確実に後者だわな。モナーに似てる似てないなんてのは水掛け論にしかならないが、少なくとも一応ちょっと加工して別物にしてる。んで、そうやって元々ある素材をいじくって新しいコンテンツを生み出すってのはインターネットの中でずっと行われてきたことで、その中にはグレーゾーンのものや、訴えられたらアウトなものもあったが、大きな被害は発生しないから半ば黙認という形で許されてきたわけだ。そうやって文化が形成されてきた。ところが逆の立場になったとたんに文句を言い出した。金銭的損害が発生したわけでもないのに*3。さてこれってどうなんだろう。回り回ってインターネットの世界ががんじがらめで退屈なものになってしまう危険性とか考えないのかな。

*1:こんなもん明確な証拠なんて内部関係者の告発でもなきゃ見つかるわけないし

*2:たとえ実際は私憤であっても、本人は義憤と信じ込んでいる

*3:AVEXがみかじめよこさない、と主張するなら損害かもしれないが(笑