例のパクリ問題に関連した雑感

犬にかぶらせろ!: 講談社末次由紀氏の描写盗用問題」と金田一君のトリック盗用問題
http://mirror-ball.net/2005/10/post_9/
でも今回の騒動に懐疑的な見方をしているけど、ストレートに裏読みするならば、内部的なパワーゲームが関係していると考えてしまう。たけくまメモでも

今回の末次さんのトレースの件は、もちろん誉められたことではないです。ただ、彼女をかばうわけではないんですが、全作品を絶版・回収という講談社の今回の措置は正直、俺には理解できません。過去の類似例から見ても、今回のような件の対応としては異常に厳しいと思う。それとも報道されていない別の理由があるのでしょうか。

と、暗に裏の理由があるのではないかという見解を述べているし。
 
で、プロのマンガ家の書き込みが多いと思われる、2chの某スレッド(性質上荒れやすい場所だからリンク自粛)を読んでいたら、興味深い書き込みを発見。

まあI氏の作品を載せるために、確執のあった編集長の首を挿げ替えるくらいだから
作家本人よりも編集部がビビッたんじゃないのかとは思う。
こういう前例が出来ちゃうと、もしこれから先同じような事件がおきた時には同様に
処理される可能性も考えておかんといかんのか。
 
しかし件の作品を見てみたが、俺なら読み飛ばしちゃうなあ…
扱いを恨んだアシあたりが最初にリークしたのかもしれんと邪推。

一行目注目。これが事実なのかどうかは俺には知るすべもないんだが、事実だとしたら確かにしっくり来る部分があるんだよなあ。I氏の作品は確かに前編集長のとき、再開予定の時期になっても再開しないで代わりに穴埋めっぽいマンガが載せられて、結局再開したのは今の編集長に代わってからだから。前編集長はI氏を連れてくることに成功してそれで出世した人で、そのことでインタビューなんかも受けていたけれど、芸術家肌のI氏を思い通りにコントロールできなくて関係悪化していたのかねえ。まあ、今の編集長になってからのほうが雑誌は面白くなったから、一読者としては理由はどうあれ結果を歓迎するんだけど、マスターキートンの件絡みで漏れ伝わったきなくさい話といい、ドル箱作品の周辺ではドロドロが発生しやすくて嫌ですな。一部の大ヒットに頼らざるを得ない構造的な問題なのかもね。ロングテールの法則が現実に説得力を持つような世の中になれば変わるのかもしれないけれど、書籍だけで考えたら現実には書店の棚スペースには限界があり、そしてネット通販のシェアはいまだごくごくわずかでしかないわけだしねえ。
 

クワトロ「シャア・アズナブルという人を知っているかね?」

天樹征丸日記‐なにやら反響が大きいので
http://d.hatena.ne.jp/./seiama/20051020#1129783959
書いてある内容はとてももっともで、普通に首肯するんだけど、それはまあおいといて。

たとえばですね、編集のキバヤシが昔よく、新人編集者にこんなことをさせていました。

これ絶対狙ってるよな。笑った。自分で強調入れてるし。こういうしらじらしいのは定番だけど好きだ。はてなブックマークのコメントでも同じところに反応したんだけど、俺以外にここに反応している人がいなかったのでこっちにも書いてみた。
あと、おまけ