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インターネットの片隅らへんの世界で定期的に人気を博す承認関連の話題にちらほら目を通した。私事でそうした承認問題の格好のサンプルのような人間がいて、そいつのゴタゴタに巻き込まれたりして疲弊していたせいもあって、「承認問題に対してシリアスな人々」については、そいつというフィルターを通した上でつい見てしまうんだが、それを抜きにしても思うところが色々。


さっきふと思ったのは、承認うんぬんの話題が全般的に一般論的に扱われているなあということ。「個人的な問題は社会的な問題」というより、「最初から社会的な問題」みたいに見える。昨日、人とちょっと話題にしたときに思ったのは、承認問題の人たちは「どのような土地で、どのような人と過ごして育ってきた」が希薄に感じられる、「自分は○○年生まれの日本人です」くらいの漠然としたくくりしか持たなそうな人に見えるとか、「無記名の一般的な町」で育ってきたかのような人に見えるとかそんな感想だったんだけど、その辺をひっくるめて考えると、ここで問題にされてる「承認」っていうのは、言外のうちに「曖昧模糊としたある程度大きな場からの承認」という風に共有されていて、始めに自分ありきではなく、自分を規定する視線ありきなんだろうなと感じられる。俺が一連の記事を見ててそう感じるだけかもしれないので実際に彼らの内面でどうなってるかはわからないが。


まあ、個人的な意識や世界観に照らし合わせるとわりと他人事なんで、「みんな今はあまり夏目漱石とか読んでないのかなあ。読んでいても『読んだ』で終わりにしてしまっているのかな」とか、「自分がどう生きてきて、どう生きて、どう死にたいかということを考えれば自ずと帰結する問題でしかない気がするんだがな」くらいでしかないというのもまた正直な感想だったりする。


とりあえず私事の件が完全に落ち着いて整理できたらその辺含めてまた何か書くかも。

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宇多田ヒカルを抱きしめる夢を見た。あんまり具体的に書くのは恥ずかしいが、びっくりするほどかわいかったなあ、夢の中の宇多田。ちなみに宇多田ヒカルのCDはシングルもアルバムも全く持っていない。なんで宇多田なのかが謎だが、これが近場の知人女性だったりすると色々危険なので、夢に出てきたのが宇多田で本当によかったと思う。


目を覚ますと布団の上で猫がネズミのおもちゃを振り回して跳ね回っていた。猫はかわいいなあ。それ以上に夢の中の宇多田はかわいかったが。

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たとえそれが本人の自業自得と言えど、自分の関わりのあるところで人が自滅してゆく様を目の当たりにするのは腹立たしいとともにやるせないことで、言うだけのことは言ったと自らに言い聞かせようとも、それは自分が納得するための方便に過ぎず、結局無力であることを思い知らされるだけなのだからまたやりきれない。


言動が無責任ならばそれに対する賞賛もまた無責任でしかない軽薄な場においてかりそめの安楽を得て、自己評価だけを肥大化させ続ける彼よ、どこへ行く。

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俺の部屋には黒くそびえ立つ選ばれたエリートだけの証ことXbox360エリートがあるので、先日Xbox Live Arcadeで配信開始された斑鳩を買った。800ゲイツ。まいどありー。知ってるか?XBLAダウンロード販売で買うとちゃんと「まいどありー」って言ってくれるんだぞ。アイマスの追加アイテム買いまくってる人とかありがたがられまくりだぞ。無論これは大嘘。


斑鳩といえばそれはもう2DSTGの歴史に燦然と輝く金字塔であるらしいので、わりと好調に売れているらしいのだが、俺の斑鳩に対する認識がどのような感じかというと、一昨年末のSTG色々やってみるよ時期の記述があった。
http://d.hatena.ne.jp/number29/20061109#1163090275


いやー、たいへん素直でよろしい、このときの俺。基本的に「俺には無理」の一言に集約されている。けどまあ、家でやる分にはじっくり繰り返しプレイできるし、それにせいぜい800ゲイツなんて安いもんだし、何より、一度挫折したっきりってのも悔しいので、今回のダウンロード販売はかなり心待ちにしていた。今冬配信開始と言っていたが、ようやく冬も終わったというところだ。


ということで斑鳩に挑戦を開始した。もう逃げる必要はない。なぜなら斑鳩はいつもそこにいる。とりあえず普通にプレー。設定はもちろんイージー。何度かやる。無理。とても無理。やっぱり無理。


しかし、どうも天の声のささやくところでは、斑鳩はパターンをきっちり覚えて、稼ぎにこだわらなければ1コインクリアはそこまで難しくないということなので、ここは素直にパターンをきっちり覚えることにした。ニコニコ動画で検索したら参考動画があったので、それを見てトライ&エラー。とりあえず1面でなんとかランクAを出すことに成功。




翌日、2面に挑戦。2面のタイトル前のところで38chainを出すパターンの参考動画を見てプレイ開始。ここらへんの感覚は野球の千本ノック気分。ひたすら失敗しては繰り返し、たまに動画を見直し。ほんとに1000回やってやるぞという気分で繰り返していたら、むかつきつつもちょっとだけ楽しくなる。俺はいつも360のゲームを遊んではtwitterで暴言を吐いて、そしてたまに良識のある真面目な360ユーザーの人に呆れられてremoveされたりしているんだが、今回の2面冒頭38chain挑戦中の発言はこんな感じだった。

  • ときどきコントローラーをブン投げたくなるが、目の前にあるモニターは24インチワイドハイビジョン液晶モニター10万円なので、自制心が働く。これはほんといい買い物だった。
  • リプレイや解説動画を参考にしたつもりで2面冒頭にそれっぽい動きをやってみると必ず1機死ぬのが俺の仕様です。
  • すげー、2面でチェイン繋げようとすると必ず10チェイン目で死ぬパターンが完成した。
  • せっかく魔の12チェインを乗り越えて13チェイン目にたどり着いたと思ったら流れ弾直撃。
  • 38チェインパターンの17チェインまでたどり着いたけど流れ弾に当たる。きたない。流れ弾きたない。
  • 天の声が「パターン暗記した方が結果的に先に進みやすい」と言ってくれたが、いつまでたっても習得できないのでこれは俺に死ねということなのか。
  • 20チェイン目までいけた。あと10回ノック受けたら通しでやろう。
  • 急募。コントローラーを投げてぶち当てても問題のないオブジェクト。
  • 38チェインいけたー!と思ったら32チェイン目の黒編隊を1機だけ撃ちもらして卒倒。

まあこんな風に、斑鳩がジェリーなら俺がトム、なかよくケンカだぜという感じでノックを繰り返して、そして翌日ついに38chainを達成して2面もAランク達成。コントローラーを投げる先を探したりもしたけど、私は元気です。


ちなみに翌日からの3面ノックでは2面どころじゃなく絶望を覚えて、怒りの単位に「モニター」を使い始めるに至る。8モニターだったら、コントローラーを8回モニターに投げつけてモニター8個破壊したいくらいの怒り。


とまあそんな感じで斑鳩を楽しんでいるんだが、先日Rainbow Six:Vegas 2が出てそれを買ったので、ここ数日はちょっとプレイ頻度は下がってる。何とか1コインクリアできるようにはなりたいんだけど。けど無理かな。基本的なスタンスとして「俺には斑鳩は無理」というところから出発することだけは変えないでいこうと思う。「斑鳩は一見すごい難しいけど、きっちり覚えればクリアはそんなに難しくない」と万人に主張したい人は前に出てきなさい。QMAの問題約20000問分を覚えさせます。なに、全体からすればほんの1/5です。そんなに難しくないですよ。




あと、斑鳩(笑)騒動に関して思うところを書こうと思ったが、やっぱ色々めんどくさそうだからばっさり20行くらいデリートした。客観的で公正なインターネットの集合知に間違いはないのだから俺が何か言う必要など全くもってないに違いない。世界は平和だ。

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はてなダイアリーを使い始めて以来、たぶん一番長い期間放置していた。前回書いたの去年だっけ?先週の東京は絶好のお花見日和でしたね。あけましておめでとうございます。


ここ数ヶ月は前にもましてQMAばかり遊んでいた。アーケードの対戦ゲーの遊び方のスタンスとして、俺の場合は大別して
「面白そうなので軽く触れてみて、面白いと思ったらそのまま続ける」
「本格的に面白く感じてきたので上を目指してやり込む」
「そろそろ自分のモチベーションの限界も見えたので少し軽いスタンスにしてまだ遊ぶ」
の三段階に分けられるのだけれど、今はまさに第二段階で、あー、久々だねーこのハマり感、というところ。




QMAに対するスタンスは去年末くらいからゲームが主、クイズが従と切り替えて、問題と解答を回収して覚えていくやり方で遊んでいる。膨大な問題を少しでも覚えて、得意なジャンル(俺の場合は芸能)を伸ばし、さらにその中でも得意な問題形式を作り、また、苦手なジャンルの補強をしていくという遊び方は、クイズというよりも、自分自身の内部にパラメータが存在する育てゲーを遊んでいるような感覚で面白い。


そのパラメータを伸ばすやり方にしても、単純に問題と答えを丸暗記しようとしても、元々の素養があるジャンルとないジャンルでは定着力が圧倒的に違って、素で得意なジャンルならグングンと伸びるのに対して、苦手なジャンルだとベースの知識が皆無のために新たに覚えた知識が点のままで、線にも面にもならずに広がりを見せないのでなかなか伸びないということが実感できる。なので、最近は中学、高校で使っていた世界史の教科書を読み始めました。チェックペンが最初の20ページくらいまでしか塗られていません。


まあ、こういう遊び方は「問題を覚えているなんてクイズじゃない!卑怯だ!」みたいな考え方をする人には好まれないだろうけど、QMAの上位プレイヤーの間ではこのスタンスが標準で、コナミ側にしてもそういった遊び方を踏まえた上でそこに新問を定期的に投入することで刺激を与えるという考え方のようで、2月のAOUで行われたコナミ主催の大会でも、解説の人が「今回は新問が出やすいように設定していますので、それをどれだけ解けるかが鍵ですね」と言っていたのが象徴的だった。


とは言っても普段のオンライントーナメントなら組分けもあるからそういったプレイヤーは上の組で戦って、もっと軽いスタンスのプレイヤーはその下の組で同じくらいの強さの人と戦うという風に住み分けもできていて、それぞれのプレイヤーのスタンスで普通に遊べるから、ゲームとしてやり込むことに興味がないような人には何ら関係のないことなんだけどね。プレイヤー全体からの人数比で言ったら、やり込んでるプレイヤーなんて5%いるかどうかくらいだから。QMA4の最後の段階では、プレイヤー登録人数が30万人(一定期間やらないと除外されるので実数はもっと多い)に対して、かなりプレイしている証である宝石賢者のプレイヤーが5000人強くらいだったので、大多数はのんびり遊んでいるだけなんだよね。余談だけど、カードで登録するゲームだとこうやって数字が見えるのはプレイヤー層のボリュームがわかって面白いね。


まあ、最近はとにかくそんな感じでQMAばかりやっていて、家でも問題と解答を整理していることが多いので、結果的にネットを見る時間が減ってしまってここもすっかり放置気味でした。

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はてなブックマーク-らくだのひとりごと: 席を譲らなかった若者(初ブクマ2005年4月24日)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://rakudaj.seesaa.net/article/3130212.html
はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`):「電車で席を譲ってくれない・・・」 妊娠マーク、周囲は気付いてほしいと訴え(初ブクマ2007年12月27日)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1072689.html


こうやって見比べると面白いね。